山岳ガイドの山日記山岳ガイドの小口研治 山岳ガイド小口研治 田村まゆみの山日記ステンドグラススタイル山日記2015年4月30日更新山岳ガイドの小口研治 田村まゆみの山日記2  2015年5月1〜3日 残雪の涸沢ガイド

   4月後半から続く好天は5月前半も良いとの予報です、かつて記憶にないほどの好天つづき、今日も空も雲一つない快晴です。
 ステンドグラススタイル山日記2
 お出迎え    今日は徳沢泊まりです、上高地を午後ゆっくり出発し

  余裕の散策を楽しみました。早速ご丁寧なお出迎え、

  よろしくお願いします。
 山日記ニリンソウ   日当たりのよい斜面ではニリンソウが咲き始めていました。

  辺り一面ニリンソウの株が絨毯を敷き詰めたように広がって

  います、満開になれば見事です、どちらかと言うとピンクの

  愛らしい蕾の色が好きなのですが…。
   改装中の徳沢ロッヂ近くで見かけたアオジのつがい、一生懸命何か啄んでいました、1mくらいに近寄っても

逃げもせずバチバチシャッターを切りましたがまともに撮れたのはこの一枚です。顏の周の黒い羽根が特徴の雄。
 ステンドグラススタイル山日記 アオジ
 ステンドグラスパネル徳沢園の窓   お世話になった徳沢園、山小屋と言うよりホテル、

  イギリス製のステンドグラスパネルが落ち着いた

  雰囲気を醸し出していました。
 横尾山荘前   アルプス街道の十字路、横尾山荘前

  上高地から11km、槍ヶ岳まで11kmの

  中間点、大型連休ど真ん中の賑わいです。
   すっぽりと雪に埋まった本谷橋を沢沿いに進み、本谷出会いで横尾本谷を分け涸沢の登りへ。
 涸沢登り
 涸沢テント村   涸沢名物のテント村、鮮やかなテントが

  残雪に映えて花が咲いたようです。
   5月3日 快晴 6時58分白出のコルに向かう登山者の列、ざっと数えて160人余り。最高の登山日和です。
 白出のコルへ登り
 本谷橋へ下山   残雪の涸沢を後に雪の感触をたしかめながら

  まだまだ雪に覆われた涸沢の谷底を本谷橋へ

  下山します。

  予定の14:00上高地着、解散

  皆様、お疲れ様様でした。

  そして、ありがとうございました。

                    山岳ガイドの山日記山岳ガイドの小口研治 山岳ガイド小口研治 田村まゆみの山日記ステンドグラススタイル山日記2015年4月30日更新山岳ガイドの小口研治 田村まゆみの山日記2  2015年4月27日 霧訪山

   霧訪山に登りました、4コースほどある登山口の内、国道153号線の善知鳥峠(うとう とうげ)の中央分水嶺コースを辿ります。

特にこの時期の大芝山はカタクリの花をはじめとする花の群落地が稜線に広がり楽しみです。霧の訪れる山と言う山名もまた

人気の一つで最近、ツアーや遠方からの登山者も多く登られているようです、我が家から登山口まで車で5分!
 ステンドグラススタイル 山日記 霧訪山
 ステンドグラススタイル 山日記 善知鳥峠登山口   良く整備された登山道、と言っても里山のこと

  昔からの山仕事の道なのでしょう。
  登山道脇にたくさん生えていたコシアブラの新芽。山菜として利用できて、とても美味しいことから大人気です、

登山道脇という事もあり新芽は例外なく取られてしまいます、気の毒にも樹木として成長は期待できそうもありません。
 ステンドグラススタイル 山日記 コシアブラ
 ステンドグラススタイル 山日記 カタクリ    大芝山の稜線に登り切るとお目当てのカタクリの

  花が咲いていました。なぜこんなかたちになる

  必要があるのか不思議ですが、造形的には

  ステンドグラスのデザインで遠近感を出すときに

  よく使わせていただいています。
 ステンドグラススタイル 山日記 ヒトリシズカ   ヒトリシズカ、こんな色合いのランプも

  創って見たいな〜。

 ステンドグラススタイル 山日記 カタクリの葉食痕   カタクリの葉の虫食い痕。

  なんとも言えない美しいラインを描いています。
ステンドグラススタイル 山日記 ヤブレガサ   老人の頭のようなヤブレガサ、山菜として

  利用できますが美味しかったとの記憶なし。
K文字の花   クロモジ、表皮を爪でキズつけると独特の

  香りがします、高級な爪楊枝の材料です。

  細い枝を2〜3本蒸留酒に入れておくと

  K文字油の香り高いお酒ができます。

  ※好き嫌いがあると思いますが?
オキナグサ   オキナグサ。

  霧訪山頂に咲いていました。昔は自生していた

  と思いますが、これは植えたものでしょう、環境は

  合っているようで種がとんでベンチの下にも咲いて

  いました。
山日記エイザンスミレ   エイザンスミレ(叡山)

  春の花と言えばスミレ、この山も多くの

  スミレが咲いていましたが種類が多くて

  分かりません、しかし、葉が細かく裂れこむ

  スミレは2種類だけ、葉が3つに分かれて

  いればこのエイザンスミレ。
山日記ヒゴスミレ    ヒゴスミレ(肥後)

  葉の付け根から5つに分かれていれば

  ヒゴスミレです。
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