小口研治 田村まゆみの気まぐれ山日記2014/8/8更新  2014年8月14〜16日16日 北岳〜間ノ岳ガイド

 登山口仙流荘バス停   北岳〜間ノ岳のガイドです。

  台風の影響をまともに受け、9〜13日の

  前穂高岳〜槍ヶ岳のガイドはキャンセルと

  なり、まだまだ安定しない天気の中、伊那側

  登山口バス停の仙流荘で合流しました。


  朝一番のバスで北沢峠へ、予報通りの雨の中

  草すべりコースを北岳肩の小屋までずぶ濡れ

  の一日でした。


  ※夜叉神峠経由は土砂崩れで入山できない

  状況が続いています。
 日の出の鳳凰三山とテン場
  8月15日朝起きると予報に反して青空が広がり

  見事な雲海です、鳳凰三山からの日の出が濡れた

  テン場を温めてくれそうです。
 荒天の中を稜線まで喘いで登った翌日、ご褒美のような青空と美しい雲、しばしカメラタイムです。
 晴天の肩
左から尖ったオべりスクが良く目立つ地蔵岳、中央には観音岳と薬師岳に続く鳳凰三山です、この景色に会うために山に登ると言っても過言ではありません。 
鳳凰三山と雲海 
 富士山遠望   やはり日本人、腐っても鯛、

  薄っすら見えても富士山です。

  しかし、期待したお天気もここまで

  暴風と下から吹き上げる雨に泣かされた

  最悪の一日となろうとは…。
 ハハコヨモギ   雨の中カメラを取り出すのも億劫になるものですが、

  ここ北岳の花は素晴らしくて雨で絵にはなりそうもない

  のを承知でシャッターを切るのです。

  本州のごく限られた地域でしか見られない

  ハハコヨモギ。
シコタンハコベ    雨に濡れるシコタンハコベ。
北岳山頂    富士山に次ぐ日本第2位の高峰北岳3193mの山頂です。

  すでに朝の青空は無くガスの中の登頂になりました。

  この後、北岳山荘に降りる稜線上の風の通り道では

  体重の軽いお客様が飛ばされそうになるくらいの暴風に

  見舞われ登耐風姿勢で踏ん張りながらの降りとなりました。

間ノ岳山頂    北岳山荘で様子を見て出発、一向に止まない雨、風

  間ノ岳山頂では強風で山頂標識で写真を取ろうにも

  なかなか近づけないほどで参りました。
キンロバイ      8月16日 前日、雨風に打たれ疲労も増している様子で、

    予定していた北岳〜右俣コースの下山を八本歯のコル経由に

    変更、久しぶりのルートですが登山道情報を小屋のスタッフに

    確認して、相変わらずの雨の中をこれでもかと続く梯子と格闘

    しながら高度を落として行きます。

    ちょっと様子の違う黄色い花、よく見ると北アルプスでは見る

    事のできないいキンロバイ (金露梅)の株です。


金露梅    草のように見えますがれっきとした落葉低木で

  蛇紋岩地や石灰岩地に生えるため育成地が

  限られているとか、見るとたしかに幹がありました

  樹齢が100年を数えるような古木でも高さは60cm

  ほどにしかならない、まさに厳しい自然がつくり上げた

  天然の盆栽なのです。
タカネビランジ    これも南アルプス、白山など限られた地域でしか

  見られないタカネビランジ、いくつもの株がそそり立つ

  岸壁の割れ目に咲いていました。
八本歯のコル    8:30八本歯のコル着。

  ひたすら高度を下げることに専念して

  広河原15:00最終のバスに乗ることが

  出来ました。素晴らしい花の山南アルプス

  是非お天気の良い北岳に再訪を!


  お疲れ様でした。

            小口研治 田村まゆみの気まぐれ山日記2014/8/8更新 2014年8月7日 乗鞍高原 小大野川 沢登り

 小大野川沢登り   8月7日 乗鞍高原 小大野川の沢登り

  先輩から誘われるまま乗鞍高原の楢の木橋から入渓します。

  すぐに現れた滝、先が楽しみです。


 へつり   滝を越えると深みの有りそうな岩カベのへつりへ。
 岩カベのへつり   「へつり」 とは岩カベにひっついて水際をトラバース

  する事ですが、すでに足の届かない水深です。
 ホールドを探して   ホールドを探して何とかクリアー。

  
少し泳いで中央突破! これが沢登りの醍醐味です。
 中央突破!
沢の面白さは 積極的に泳ぐこと!
 泳ぐ
 小滝を登る   程よい水量と勢いが雰囲気を盛り立てます。
 水圧に耐えスタンスを探して   水圧に耐えスタンスを探しながらの遡行、

  楽しい水遊びの時間です。
 最終の滝を登れば今日の沢の終了点は近い。
 最後の滝
 善五郎の滝   楢の木橋を8:30入渓〜11:15善五郎の滝着です。

  乗鞍高原を流れる小大野川、こんなに身近にしては

  初心者でも十分に沢登りを楽しめる半日コースです。

  善五郎の滝〜三本滝をつなげばたっぷり1日楽しめます。

 善五郎の滝と乗鞍岳   善五郎の滝と乗鞍岳
ヨツバヒヨドリとアサギマダラ    食草のヨツバヒヨドリにとまるアサギマダラ。

 小口研治 田村まゆみの気まぐれ山日記2014/8/8更新  2014年7月31〜8月2日 BS-TBS 剣岳ロケガイド

 黒部ダム観光放水   BS-TBS 日本の名峰.絶景探訪シリーズ

 
 前編 10月11日(土) 21:00〜21:54

  
 後編 10月18日(土) 21:00〜21:54

   
放送予定です。(変更になりました)

  剣岳ロケのサポートガイドで参加しました。

  扇沢から黒部ダム〜立山室堂へ、黒部ダムは

  観光客で賑わい、観光放水をしていました。

  扇沢からの入山は、

  関電トローリーバス〜黒部ケーブルカー〜

  立山ロープウエイ〜立山トンネルトローリーバス

  を乗り継ぎ立山室堂へと辿ります。
 残雪の立山   残雪とのコントラストが美しい立山。

  手前の真砂岳に突き上げる大曲り、

  今年春、犠牲者の出た雪崩の現場です。

  大規模な雪崩の映像がよみがえりました。
 剣澤小屋上の池に姿を映した剣岳。
 剣岳
 名峰シリーズ撮影   シリーズ剣岳出演者は海洋冒険家白石康二郎さんと

  案内役の赤沼千史ガイド、撮影が始まりました。
 8月1日素晴らしい夜明けとともに行動開始、遠望する五竜、鹿島槍、爺が岳
 五竜、鹿島槍、爺が岳のシルエット
 ディレクター氏と技術スタッフ、重い機材と不安定なスタンスのでの撮影、TVクルーは凄い!
 ディレクターカメラマン                               GOPROの出番
 白石康二郎さんと赤沼千史ガイド   出演者のお二人、右 白石康二郎さんと

  左 赤沼千史ガイド、絵になります。
 カニのタテバイ   いよいよ剣岳の見せ場、カニのタテバイです。
 撮影スタンバイ   岩場での撮影はガイドの出番

  撮影に集中するカメラマンの安全を確保をします。

  カニのタテバイは三方からの撮影です。
なんと、 カニのタテバイと対面するピークからも狙います、命がけ!
 ピークからの撮影
 岩棚に登り切ればタテバイは終わり。
 カニのタテバイ撮影
 トラバース   タテバイを登り切りトラバース。
 頂上着。文句のない青空です、頂上では直前にヘリコプターで運んだ祠を据え付け作業中でした。
 山頂着
 前剣からの下山途中出会ったチングルマの鮮やかさに思わずローアングルで…!
 チングルマ
 剣澤小屋着   無事剣澤小屋着、メインの撮影終了、お疲れ様でした。
 お天気に恵まれた2日目、剣澤小屋から遠望する後立山、唐松岳のシルエットが焼けた空に鮮やなラインを切り描きます。
 シルエットの唐松岳a
BS-TBS 8月30日(土)放送予定です、是非ご覧下さい。

変更になりました。


前編 10月11日(土) 21:00〜21:54

後編 10月18日(土) 21:00〜21:54


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