ガラス日記  2016年2月01日 スターライト修理

   昨年の11月にお客様から、以前お買い上げいただいた作品の修理の依頼がありお預かりしてきました。修理内容は破損部分のガラスの交換です。

そして、もう一点は色違いのスターライトのクリーニングです、両方とも2000年から2001年にかけて制作したもので、すでに15年余りの歳月がたって

いてかなりの汚れがライトの内部にも見られます。配線にも傷があり、電装も最近の仕様のものに交換することにしました。
 スターライト破損部分           配線の傷
   天井にペンダントとして使用していたものですがかなり汚れがついていました、乳白色なので汚れが目立ちます。
 表面の汚れ           内部の汚れ
   こちらは電装部品を外して洗浄後、電気配線を新しいものに替えて完了です。
 洗浄           新たな配線
   赤いがガラスの割れている所です、ハンダを溶かしてガラスを外しますが正確に組んであるほど外し難いのです。型紙を作り正確に新たなガラスをカットします。
 ハンダを溶かす           ガラスのカット
   同じ色合いの部分をカットしたガラスを元の位置の戻しハンダで固定、着色してクリーニングすれば修理完了です。
 元の位置へ           ガラス交換完了
 修理内容   交換したガラス3枚、一度溶かしたハンダは

  質が落ちるので使用しません、替えた配線、

  電装も旧仕様から口金17mmに替えてLED

  電球の昼白色に変更しました。
  再び制作した時と同じ色艶になりました。大破しない限り修理、修復によって数百年の

歳月を色鮮やかに彩るステンドグラスの存在はまさに歴史が証明しています。
 新たな輝き

                        ガラス日記  2015年5月6日  赤いガラスのテーブルランプの制作

 赤いガラスランプ    赤いガラスのランプを制作します。おおよその形をや

  整った円形に仕上げる時は厚紙でガイドを作り仮止め

  をしながら組み上げて行きます。
 制作工程   もう少しでガラスのカットが終了します。
3分割の工程    3分割の仮止めを一旦外して内側を着色メッキを

  施します。このような密閉タイプのランプの仕上げは

  順番を間違えると後からでは半田をきれいに流す

  ことが出来ません。
ジョイントの行程    ジョイントを半田で固定して仕上げ工程です。
下段のを組む行程    下の段を半田で繋げればガラスランプの完成です。
赤いガラスのランプ完成    赤いガラスのランプ、完成しました。


  

    ランプベースの制作はこちら。 http://www.oguchi-kenji.com/monozakki-11.html#2015.5.9mokuchou.lampbeesu
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